絶滅危惧種に検討中のウナギ

ウナギが大好きです。僕の首を縦に振らせたければウナギを食べさせれば簡単です。

スーパーにいけば、とりあえずウナギ販売コーナーに行き、買いもせずにただ眺めています。

 

さて、そんなウナギ様ですが今年のシラスウナギ稚魚の漁獲量が過去最低だそうです。

昨年も過去最低でした。

一昨年も過去最低でした。

 

要は生息数が激減しており、数が減っているのです。

ついには、IUCN(国際自然保護連合)で絶滅危惧種を分類したレッドリストに載せるか、本格的に検討を進めることになりました。

「ウナギ」絶滅危惧種 本格的に検討へ|NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130706/k10015848231000.html

 

水産資源管理研究者の勝川俊雄さんも「ウナギは、もう詰んでいる。」と言っています。

ウナギをどう看取るか? – 勝川俊雄 公式サイト
http://katukawa.com/?p=5253

10年前なら、ニホンウナギを持続的に利用するという選択肢はあったかもしれないが、もうそういう段階ではない。「ニホンウナギの最後をどう看取るか」という段階である。今、我々がやるべきこと(できること)は、ウナギを反面教師にして、第二・第三のウナギを無くすことだ。

 

正直これは悲しい。愛すべきウナギ様が絶滅の危機なのです。


スーパーでも高すぎて売れずに、割引する悪循環

報道もされていますが、漁獲量の減少から販売価格が高騰しております。

僕はスーパーでよくウナギを眺めているのですが、最近では6年前と比べると感覚的に2.5倍くらいではないでしょうか。

 

最近見ていて思うのですが、そもそも値段が高いのでウナギが売れていないのです。

そして、売れずに時間が経ってしまうので、50%引きのような割引をして販売することになっているのです。

何なんでしょ、この悪循環。

 

スーパーだけではありません、鰻屋さんも悲鳴を上げています。

先日、鎌倉の名店「浅羽屋」が仕入れ値の高騰から閉店をしました。

うなぎ屋、稚魚価格高騰で悲鳴 「これ以上は苦しい」老舗も閉店相次ぐ
http://www.j-cast.com/2013/06/30178142.html

 

ウナギがいなくなっているのです。このままで良いのでしょうか。

 

では、どうしましょう?

単純に漁獲を規制をすれば良いという訳ではないのは分かります。

少し考えただけでも↓のような事が考えられます。

 

・日本が大型マーケットになっているので、中国のような他国まで規制できない。

・ウナギの商売できなくなる。また、鰻屋のような専門店が閉店になる。

 

ということで、こういうのはどうでしょう。

スーパーのような他に商売がある所は販売を規制する。


ウナギの仕入れマーケットを縮小させる

スーパーは、当たり前ですが様々なモノを売っています。

ウナギだけで見たとき売上のパーセンテージは高くないはずです。

他にもウナギを扱うお店としては牛丼屋がありますが、こういったメインの商売が別にある所には抑えてもらうのです。

 

鰻屋は販売OK。ウナギを食べるには鰻屋でという考え方。

そして、全国的に仕入れを抑えて、他国からの輸入マーケットを縮小するのです。


ウナギ絶滅問題についてもっと考えよう

この考えの素人考えなのは自明です。

鰻屋を免許制にするのか、ウナギの不法販売など問題が沢山あるのは分かるのです。

しかし、日本人が長年愛したウナギが絶滅していくのをただ眺めているのも如何なものでしょうか。

テレビでは「ウナギが食卓から消える」と面白おかしく煽るだけです。

もっとどうにか出来ないでしょうか。

ウナギを喰い尽くしてしまうのでしょうか。


ウナギの問題については ↓のサイトを見ると分かりやすくまとめてあります。

ウナギが食べられなくなる日 | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20120710/315508/

ニホンウナギがどれぐらい終わっているのかについての図 – Muchonovski always get it wrong
http://muchonov.hatenablog.com/entry/2013/07/03/210532

絶滅の話だけではありませんが、 ↓の本も面白かったです。

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