シーベルトって? 放射線について最低限知っておく基礎知識まとめ。

着ぐるみ追い剥ぎペンギン-1

■ベクレルとシーベルト

ニュースで飛び交っている単位は「ベクレル」「シーベルト」の2種類が主ですね。
「Sv」と書いて「シーベルト」
これは放射線による人体への影響度合いを表す単位です。
また、「Bq」と書いて「ベクレル」
こちらは放射性物質が放射線を出す能力を表す単位です。
と言われても、難しいですね。
そこで、皆大好きお金で例えてみると↓のようになります。

着ぐるみ追い剥ぎペンギン-2

着ぐるみ追い剥ぎペンギン-3

■シーベルト

さてさて本題です。
人体への影響を表すシーベルトですが、
シーベルトには↓の3つの位が使われています。
「シーベルト(Sv)」
「ミリシーベルト(mSv)」
「マイクロシーベルト(μSv)」
これらの単位は1000倍ごとに位が上がります。
1000μSv と 1mSvは同じです。
1000mSv と 1Svは同じです。
つまりは↓のようになります。
1シーベルト(Sv) = 1,000ミリシーベルト(mSv) = 1,000,000マイクロシーベルト(μSv)


着ぐるみ追い剥ぎペンギン-4

■被曝線量を計算してみす

ニュースで一番使われる位「マイクロシーベルト」。
マイクロシーベルトが使われる時は1時間辺りの単語として使われることが多いです。
だから、テレビ番組によっては
「毎時○○マイクロシーベルト」とか、
「○○マイクロシーベルト パーアワー(μSv/h)」と言われてます。
補足ですが、μSv/hの最後の h は hour の h です。
もし年間○○マイクロシーベルトなら μSv/y と表します。
さてさて、そろそろ計算してみましょう。
例えば「ある場所で放射線が 毎時0.1マイクロシーベルト(μSv/h) が計測されました」とニュースで流れたとします。
その場所では年間どれ位の放射線を受けるのかというと、
0.1マイクロシーベルト(μSv/h) × 24(時間) × 365(日) = 876μSv
年間で876マイクロシーベルト(μSv/y)です。
つまり、年間0.876ミリシーベルト(mSv/y)という事になります。
この単位の後ろが /h なのか /y なのかで全然意味が違ってくるので要注意です。
ちなみに、どの程度の毎時○マイクロシーベルトになると、
ちまたを騒がしている年間被曝線量限度 年間20ミリシーベルトになるかといいますと、
2.3(μSv/h) × 24(時間) × 365(日) = 20148μSv = 20.148mSv
という事で、ざくっと計算すると、
毎時約2.3マイクロシーベルト受けると年間約20ミリシーベルトになります。


■ 線量限度

さてさて、それでは 毎時2.3マイクロシーベルト(μSv/h) を発する場所にいると、
政府通達の年間被曝線量限度を超えてしまうのかと言いますと実はそうではありません。
そもそも、震災以前の話なのですが、
この地球上に住んでいる全ての生物が宇宙からの放射線を受けています。
また、普段食べている食物からも微量ながらも放射線が出ているので、
元々わずかですが放射線を受けているのです。
まず自然放射線量ですが、地球上の場所によって数値が違いますが日本では 約0.4mSv/y の放射線量を受けます。
摂取する食物からは 約0.5mSv/y あるみたいです。
つまり今回の震災が起こる以前で、日本では年間 約0.9ミリシーベルト(mSv/y) の放射線量を受けることになります。
これは地球上で生きる以上どうしようもない事です。
ちなみに、世界で一番自然放射線量が高いのはブラジルのガラパリで、
年間で 10ミリシーベルト(mSv/y) の放射線量を受ける事になります。
話が少しずれてしまいましたが、
年間被曝線量限度には、これらの自然放射線量は含みません。
ですので、仮に年間被曝線量限度MAXの年間20ミリシーベルトと判定されると
「年間被曝線量限度MAX」 + 「自然放射量など基本的に受ける放射線量」 = 総合計被曝線量
となるので、日本だと年間 約21ミリシーベルト(mSv/y)以上は放射線量は受けることになります。
文字で書いてても分かりにくいですね。図で書くと↓という感じです。

着ぐるみ追い剥ぎペンギン-5
着ぐるみ追い剥ぎペンギン-6

書いておいて何ですが、僕も専門でも無いので実は自信がなかったりします。申し訳ない。
間違っている箇所がありましたらご指摘お願いします!
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■参考:参考リンク1  参考2リンク  参考3リンク  参考4リンク

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策
古長谷 稔 食品と暮らしの安全基金
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コメント

コメント一覧 (14件)

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    原理的にガイガーカウンターってBqしか計測できない(中性子線はそもそも測れない)。それでも大気中の放射性物質の割合がそんなにズレないだろうから一定の係数を掛けておおよそのSvを出すと認識してます。
    それと、最近報道が少ないですが屋内に入ればほぼ通常時と同じ放射線濃度です。外出が少ない人は大気の汚染は気にしなくて良いと思います。

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    >udawtrさん
    図でガイガーカウンターって描いたのはニュアンスが少し違いますね。しまった。
    屋外と屋内の事も書いてなかった。説明不足です。
    って、どなたかと思ったらudawtrさんじゃないですか! むーさすがです。

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    通常判りにくい放射能のことを、こんなに絵入りで丁寧に説明されていることに頭が下がりますm(_ _)m
    ただ、20mSv/hを甘く見ない方が良いことだけは、はっきりさせておいた方が良い様です^^
    計算から出てくるのは、外部被曝なのですが、実は本当に怖いのは、内部被曝です(((;゚Д゚)))
    外部被曝だけ考えて安心していると、食べたり、呼吸したりすることで体に取り込まれることによって受ける内部被曝を忘れてしまいます^^;
    もちろん人体実験は出来ないので、どの位経ったら影響が出るかは確定はしていませんが、少なくとも、癌、白血病、心臓病にかかりやすくなってしまうデータが有るそうです(゚_゚i)
    特に小さい子供は、放射能や化学物質などにより、大人の何倍も悪影響を受ける訳ですから、大人がしっかりしていないと、子供の寿命を短くしてしまうことになります!
    出来る限り、小さいお子さんは、放射能の少ない地域で生活すべきと思います♪

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    昔は、死の灰と言ってたように思います。政府特に、枝野官房長官の発言、人体に影響が有りません、そう言いながら、野菜出荷禁止になっている。魚が危ないと思いますが、検査しているのかな。東電いつも後から危険なデータを出してくる、多くの国民の不信を招く会社ですね。

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    >あじ玉君さん
    ありがとうございます!
    >ただ、20mSv/hを甘く見ない方が良いことだけは、はっきりさせておいた方が良い様です^^
    そうですね。ただ、今回このような記事を書いたのは、まずは基礎知識を、という意味を込めて、線量限度が、どうという事には、あまり触れないようにしています。
    シーベルトがどうという事を紹介している記事が少なかったので。

  • SECRET: 0
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    いつもブログ拝見してます 中国では核実験が行われており日本よりも酷いそうです うちにはチビ達がいるので放射線は気になって仕方ないです毎日放射線の量をインターネットで見ています雨、水道水、空気中、安全であると出ていますが、やはりまだ不安が残ります どこに逃げても原発はあると旦那様に言われています でも海外にチビ達連れて逃げたい気分です 菅さん何かあてになりません 早く辞めて欲しい

  • SECRET: 0
    PASS:
    >菅さん何かあてになりません 早く辞めて欲しい
    菅内閣は、放射能のことを小さく見せようとしていますね^^;
    補償額を小さくする為だそうです(゚_゚i)
    東京でも、0.06μSv/hと新聞に載ってはいますが、地上18mでもデ~タなので、地上で測定すると5割増しの様ですし、地面では10倍以上の所も多いそうです(-_-;)
    小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では、色々気を使うので大変ですね。。。

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    初コメになります^^
    俺も同じような感じで、ちょっと前に調べちゃいましたよ~。
    ほんと気になりますんで。
    しかしベクレルとかシーベルトとか嫌な単位を耳にするようになりましたよねえ。
    ちょっと前までミリーバーレルとかヘクトパスカルしかなかったのに(笑)
    そういや上の方も言ってますが、
    「放射線量の安全値も放射性物質が身体の中に入り込んでくる状態とでは違ってくるんじゃ?」って
    俺も疑問に思ってました。
    厚生省のホームページとかだとそのあたりの説明もなく
    「大丈夫ですよ~」としか
    言ってないのが気になります^^

  • SECRET: 0
    PASS:
    ペタありがとうございます。
    楽しくてわかりやすくて勉強になりました。
    ベクレルとシーベルトを硬貨で例える部分は硬貨の枚数を揃えて金額を変えた方が、わかりやすくなると思います。
    同じベクレル数でも影響力に違いがあり、その差が硬貨の額面という事になります。外にある放射性物質は1円玉だけど、それを内部被曝しちゃうと500円玉ぐらいの破壊力があります。

  • SECRET: 0
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    初めまして。
    以前もペタを頂いた際に拝見しましたが、電力会社や原子力関連の下手な説明より一般受けする解りやすい内容ですね。
    よく安全だと主張する者には、自然放射線による被曝量が元々高い地域との比較が出ます。
    その地域に土着し何十世代に至っている日本民族は稀有ですよね。せいぜい近代からです。
    白人種は大航海時代からあらゆる地域に進出し土着していますが、彼等でさえ紫外線による皮膚癌のriskを生物学的に克服出来ていない。
    害の大きい放射線で生物学的な克服を出来てるとは到底思えませんね。
    東北を中心として日本人は今後放射線量を割り増しで受け続ける。
    被曝による障害は、放射線を受けた総量で決まります。
    単年度決算ではないんですよね。

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    >ARIONKEN《旧名》栞 さん
    >あじ玉君 さん
    >ちょび さん
    >もしも さん
    >GABRIEL さん
    コメントありがとうございます!そして、色々な意見ありがとうございます!
    今回の記事を書いた後の反省点ですが、
    思惑を捨てた所で、シーベルトなどの単語の説明に特化しようと思ってました。
    がしかし、5コマ目が少し、↑の思惑からはブレたように見えますね。
    ブラジルのくだりがいらなかったなぁ。
    書いてみて思ったのですが、少ーし書きたかった事とズレてるんですよね。ブログって難しい、と反省中。
    また、思ってる事を書くと思いますので、その際はご意見下さいませ!
    まとめて返信失礼します!

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